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注文住宅は、自分たちの理想を形にできる自分たちだけの特別な住まいです。憧れの注文住宅を自分も建てたいと考える一方で、このような疑問や悩みを抱えているのではないでしょうか。
- そもそも注文住宅ってどんな家?
- どこまで自由に設計できるの?
- 自分には注文住宅と建売のどちらが向いているの?
注文住宅は自由に設計できるので、ライフスタイルや家族構成に合わせた間取りを実現できます。最近ではSNSなどを通じてオシャレな家が紹介されている事を目にする機会も多く、注文住宅に憧れる人も多い事でしょう。
しかし、いくら注文住宅が自分好みの自由な設計できるとはいえ、何も考えずに理想だけを求めていると大幅な予算オーバーや、家を建てるまでの時間がかかりすぎてしまうなどの問題が起こりえます。
この記事では、注文住宅の知識やメリット・デメリットについてを解説します。注文住宅がどのような物なのか、自分たちに向いているかどうかが分かるので、注文住宅で家を建てる際に起こりえる失敗を回避する事が出来ます。
私自身、現在注文住宅での家づくりの真っ最中。11社もの建築会社と話をして情報を集め、その中の1社と家づくりを進めています。
まずは情報を集め、自分たちに本当に必要な家はどんな家なのか、いくらくらいの予算をかけるかなど、計画を立てて進める事が大切です。
注文住宅とは自由に設計して建てる住宅
注文住宅とは、施主が希望する間取りやデザインを反映させた住宅のことです。一般的な分譲住宅や建売住宅とは異なり、施主の要望に応じて設計されます。
家族のライフスタイルや趣味などを反映した自分たちにぴったりの家を作ることができるよ。
現代では自分たちの個性や時間を重視するようなライフスタイルの方が増えています。価値観が多様化している中で、他人と同じではなく、自分だけの特別な空間をマイホームに求める人が増えていることが、注文住宅が人気になっている背景にあります。
また、家族構成の変化にあらかじめ対応できる柔軟性も注文住宅の魅力の一つです。例えば、子供が成長するにつれて部屋の数や広さを調整できるようにしておくことも可能です。
チェックポイント
自由度が高い分、設計や施工に関する知識が必要です。専門家とコミュニケーションを取りながら家づくりを進めましょう。
注文住宅の種類
一口に注文住宅といっても、その規模に応じて大きく3つのタイプに分けることができます。
- フルオーダー住宅
- セミオーダー住宅
- 規格住宅
3種類それぞれの特徴を説明していきます。
フルオーダー住宅
フルオーダー住宅は、施主の希望を最大限に反映できる住宅です。間取りやデザイン、使用する素材まで自由に選ぶことができます。この自由度の高さが最大の魅力ですが、同時にコストが高くなる可能性もあります。
例えば、特注のキッチンやバスルームを設計する場合、一般的な既製品の住宅設備を選ぶよりも高額になることがあります。また、設計士との打ち合わせが多くなるため、完成までに時間もかかります。
完成までのプロセスを楽しむことができる一方で、家づくりを計画的に進めることが求められます。
フルオーダー住宅向けの人はこんな人
- とことん理想の住まいを追求したい人
- 予算や時間に余裕がある人
セミオーダー住宅
セミオーダー住宅は、ある程度の選択肢が用意された住宅です。基本的なプランが決まっており、その中から間取りや設備を選ぶ形式です。制限された中から選択することで上限がある程度決められるので、フルオーダー住宅よりもコストを抑えられることが多いです。
例えば、人気のある間取りを基に、自分の好みに合わせた色や素材を選ぶことができます。これにより、自由度を保ちながらも、施工期間を短縮できるメリットがあります。ただし、選択肢が限られているため、こだわりの内容によっては、完全に自分の理想を実現することが難しい場合もあります。
セミオーダー住宅向けの人はこんな人
- コストは抑えたい
- ある程度は自分らしさを取り入れたい
規格住宅
規格住宅は、あらかじめ決められたプランに基づいて建てられる住宅です。一般的に注文住宅の中では最もコストを抑える事ができるので、予算が限られている方に向いています。家の完成までに必要な期間も短く、早く住み始めることができるのが特徴です。
ただし、デザインや間取りの自由度は低く、選べるオプションも限られています。自分の理想を追求することが難しいため、あらかじめどの程度の自由度を求めるかを考える必要があります。
規格住宅向けの人はこんな人
- コスト重視。なるべく安く建てたい
- 打ち合わせなどに時間をかけずに住まいを早く手に入れたい
注文住宅のメリット
注文住宅には多くのメリットがあります。主なメリットは下記の5つです。
注文住宅のメリット
- 間取りやデザインを自由に変更できる
- 予算に応じて調整できる
- 建築過程をチェックできる
- リフォームがしやすい
- 資産価値が高い
それぞのメリットについて、詳しく解説していきます。
間取りやデザインを自由に変更できる
注文住宅の最大の魅力は、間取りをデザインを自由に変更できること。家族のライフスタイルや趣味に合わせて、自分たちだけの最適な空間を作る事ができます。
例えば、リビングを広くしたい!趣味の部屋を作りたい!
こんな希望も叶えることができるよ。
また、将来的な家族構成の変化にも対応しやすいです。子どもが成長した際に部屋を増やしたり、ライフスタイルの変化に応じてリフォームを行ったりすることができます。この柔軟性が、注文住宅の大きな魅力です。
予算に応じて調整できる
注文住宅では、予算に応じて設計や素材を調整できます。高級な素材を使用することもできますが、コストを抑えた選択肢も豊富にあります。これにより、施主の希望に合わせたプランを実現しやすくなります。
自分のライフスタイルや価値観に合わせて予算を調整できる点が、注文住宅の大きなメリットになります。優先順位を決めて、どこにコストをかけるのかを選ぶようにしましょう。
優先順位を決めてコストを調整するってどうゆうこと?
例えば、キッチンはとことんこだわってコストをかける代わりに、他の部分はコストを抑えて予算を調整したりできるよ。
建築過程をチェックできる
建売住宅の場合、購入する時にはすでに家が完成しているため建築過程をチェックすることは出来ません。これに対し、注文住宅では建築過程を自分の目でチェックする事が出来るので安心感があります。
施工中に現場を訪れ、進捗状況を確認することができます。予定通りに進んでいるか、図面通りに建てられているかを確認することで施主が納得した状態で工事が進み、完成後のトラブルを防ぐことができます。
チェックポイント
施工業者とのコミュニケーションを密にすることで、信頼関係を築くことができます。信頼関係があれば、安心して自分の住まいづくりを任せることが出来るでしょう。
リフォームがしやすい
注文住宅は、将来的なリフォームがしやすいという特徴があります。自分のライフスタイルに合わせて、必要な部分を変更することが容易です。
- 子供が成長した際に部屋を増やす
- 子供が増えたので、1部屋だった子供部屋を2部屋に分ける
- 子供が独り立ちをしたので、子供部屋を趣味の部屋に変える
このように、ライフスタイルや家族構成の変化に伴って家をリフォームできるといいよね。
設計段階でリフォームを考慮した設計を行うこともできます。これにより、自分が歳をとって価値観が変将来的な住まいの価値を維持することができるでしょう。
資産価値が高い
注文住宅は、資産価値が高いとされています。自分の理想を反映した住まいは、建売などの住宅と比べて価値が高くなる可能性があります。特に、立地やデザインが優れている場合、将来的に売却する際にも高い評価を得られることが多いです。
ただし、地域や市場の動向によって価値が変動するため、注意が必要です。資産価値を維持するためには、適切なメンテナンスやリフォームが重要です。
注文住宅のデメリット
注文住宅には、メリットだけでなくデメリットも存在します。ここでは、主な注意点を詳しく解説します。
コストが高くなる可能性がある
注文住宅は、自由度が高い反面、コストが高くなる可能性があります。特にフルオーダー住宅の場合、ハイスペックな設備を選んだり、高級な素材を選ぶことで予算を大幅に超える可能性があります。事前にしっかりと予算を立てて、計画に進める事が重要になります。
あれもこれもこだわっていては予算がいくらあっても足りません。こだわりたいポイントに優先順位を設けて、予算内でできる範囲でコストをかける部分とそうでない部分のメリハリをつけるようにしましょう。自分の意見だけでなく、建築会社の担当や設計士と相談しながら進める事がおすすめです。
予算オーバーを防ぐためのポイント
- 無理のない範囲で先に予算を決める
- こだわりたいポイントの優先順位を決める
- 建築会社や設計士などの専門家に相談する
完成までに時間がかかる
建売住宅はすぐに住み始める事ができますが、注文住宅は着工までに何度も打ち合わせを重ね仕様を決めていくので完成までに時間がかかります。特にフルオーダー住宅の場合は、決めなければいけない事が沢山あるので設計や打ち合わせに多くの時間を要します。
チェックポイント
仕様が曖昧なまま進んでしまうと、完成後にイメージと違って後悔してしまったりとトラブルの素になる可能性もあります。時間はかかっても、仕様を明確にして納得してから先に進むようにしましょう。
何度も打ち合わせが必要になる
建売を購入する場合は、特に打ち合わせはありませんが、注文住宅では設計や施工に関する打ち合わせが何度も必要になります。特にフルオーダー住宅の場合は、施主の希望を反映させるために設計士や施工業者とのコミュニケーションが欠かせません。理想の住まいを建てるためには重要なプロセスになります。
打ち合わせをスムーズに進めるポイント
建築会社との使用決めが始まる前に、なるべく情報を集めて取り入れたい間取りや設備、色合いなどをまとめておくようにしましょう。参考にしたい写真などを集めておくと、打ち合わせがよりスムーズに進みます。
注文住宅を建てるときの流れ
注文住宅を建てる際には、いくつかのステップがあります。ここでは、その流れについて簡単に説明します。
土地探し
まず最初に行うのは土地探しです。理想の住まいを建てるためには、立地が非常に重要です。周辺環境や交通の便、学校や病院の近さなどを考慮しながら、自分たちに合った土地を見つける必要があります。
とはいえ、どんな家を建てるかによって必要な土地の大きさや形が変わってきます。土地探しには時間がかかるので、まずはエリアを絞ってざっくりした条件で探しながら、並行して家づくりの情報収集をしたり、建築会社選びを進めるようにすると良いでしょう。
例えば、平屋か2階建かでも必要な土地の広さは変わってくるよ。家庭菜園をしたりドッグランを作りたいなら広い庭も必要だしね。
建てたい家のイメージを固めてから土地の条件を絞っていくんだね。
土地購入時には、地盤の状態や法規制も確認することが大切です。地盤が弱い場合、建物の安全性に影響を及ぼすことがあります。また、建築基準法や地域の条例に従った土地選びが求められます。
設計・プランニング
土地探しと並行して建築会社を選びます。特別な理由がない限り複数社と話をする事がオススメです。理由は様々ありますが、代表的なのは以下の二つです。
- 相場感を把握する事が出来る
- 建築会社によって、得意不得意な分野がある
選んだ複数の建築会社と、設計・プランニングを進めていきます。施主の希望をもとに設計士が間取りやデザインを提案します。具体的な希望をリストアップし、イメージに近い画像や間取り図を集めることで、スムーズな打ち合わせが可能になります。
一般的にこの時点ではまだ契約とはならないから支払いは発生しないよ。それぞれの建築会社の特徴を聞き出して、建築会社選びの材料にしよう。
設計段階では、家族のライフスタイルや将来的な変化を考慮したプランを立てることが重要です。例えば、子どもが成長した際に部屋を増やすことや、趣味のスペースを設けることなどを考えると良いでしょう。
見積もり・契約
大まかなプランが決まったら見積もりを依頼します。複数の建築会社から見積もりを取り、内容を比較するようにしましょう。建築会社によって、標準の仕様が違ったり諸費用の内訳などが違ったりします。詳細までしっかり確認して比較するようにしてください。
例えば、屋根の材質によって性能とコストが大きく変わるよ。合計の金額が同じでも、見積もり上の材質が違えば性能は別物。ちゃんと詳細まで見てね!
代表的な屋根材の種類
- カラーベスト
- ガルバニウム
- 瓦
見積もりの内容をもとに建築会社を選定し、詳細の仕様を取り決め。その後、契約に進んでいきます。契約時には、工事の内容やスケジュール、支払い条件などを明確にしておくことが重要です。後々のトラブルを避けるためにも、契約書の内容をしっかり確認しましょう。
この時の見積もりをベースに、住宅ローンの事前審査の申し込みをするよ。
建築開始
契約が完了したら、いよいよ建築が始まります。施工中は、定期的に現場を訪れ、進捗状況を確認することが大切です。施工業者とのコミュニケーションを密にし、疑問点や不安な点があればすぐに相談しましょう。
建設中は、設計通りに進んでいるかを確認する事が大切。仮に変更が必要な場合は、早めに対応するようにしよう。工期の遅れや追加費用が必要になる可能性があるからなるべくは避けたいけどね。
完成・引き渡し
建築が完了したら、完成検査を行います。ここでは、設計通りに建てられているか、品質に問題がないかを確認します。問題がなければ、施主に引き渡されます。
引き渡し後のアフターサービスも重要な要素です。建築会社によって、保証期間や保証内容が変わるので、建築会社を選ぶ際にはこの点にも注目する事をオススメします。
注文住宅で後悔しないためのポイント
注文住宅を建てる際には、以下のポイントをおさえるようにしましょう。
- 具体的な希望をリストアップする
- イメージに近い画像や間取り図を集める
家を建てた後での後悔を減らすためにも、建築会社や設計士とのコミュニケーションミスを減らすことが重要です。
具体的な希望をリストアップする
まずは、具体的な希望をリストアップしましょう。自分たちがどのような住まいを求めているのか、間取りやデザイン、設備について考えを整理します。
希望を整理し具体的にまとめておく事で、建築会社や設計士に明確に伝える事が出来るので、打ち合わせをスムーズに進める事が出来ます。また、伝え忘れや認識間違いを防ぐ事にもなります。
また、希望の中でも優先順位をつけることで、予算やスペースに応じた最適なプランを見つけやすくなります。コストをかけるところと抑えるところのメリハリをつけるようにしましょう。
例えば、キッチンはオシャレで高性能にしたいけど、リビングはコンパクトで良いとかね。
イメージに近い画像や間取り図を集める
注文住宅を建てる時には、情報収集が大切です。雑誌やインターネットなどを活用して、自分たちの理想に近い住まいの画像や間取り図を集めておきましょう。これらの資料があることで、設計士とのコミュニケーションが円滑になり、具体的なイメージを共有しやすくなります。
私たちの場合は、Instagramなどで見て気に入った部屋の写真や、採用したい設備、インテリアなどをスプレットシートにまとめて設計士と共有したよ。
自分たちの好みを具体的に伝える事が出来たから、指示していない部分でも好みを反映してくれてスムーズに進んだよ。
まとめ
注文住宅は、自分の理想を形にできる特別な住まいです。自由に設計できるため、ライフスタイルや家族構成に合わせた間取りを実現できます。しかし、自由度が高い分、コストや時間がかかることもあります。
注文住宅を建てる際には、土地探しから設計、契約、建築、引き渡しまでの流れをしっかり理解し、計画的に進めることが重要です。また、具体的な希望をリストアップし、イメージに近い資料を集めることで、後悔のない住まいを手に入れることができます。
理想の住まいを実現するために、しっかりと準備を整え、信頼できる建築会社と共に進めていきましょう。